思索雑記

初期仏教、その他日常についての個人的思索、検討結果についての雑記ブログ

色受想行識 まとめ直し

再びの色受想行識について。 より簡単にまとめられたような。 心の働きとは以下のフローである。(上から順に) 色(入力される刺激、対象) 受(感覚機能。感覚の発生。) 想(発生した感覚に対しての Good or bad という判断) 行(衝動の発生) 識(以上…

色受想行識 まとめ直し

再びの色受想行識について。 より簡単にまとめられたような。 心の働きとは以下のフローである。(上から順に) 色(入力される刺激、対象) 受(感覚機能。感覚の発生。) 想(発生した感覚に対しての Good or bad という判断) 行(衝動の発生) 識(以上…

数について

仏教とは全然関係ないのだが、 今日は数というものについての所感。 数、とはそもそも何か? 検討した結果、これは一つの情報伝達手段である。 現代では主に10進数というルールに基づき、 量・大きさ・程度の強弱などを数値という概念化した表現方法によって…

悟りマニュアル 2016.10.24

心の働きというのは以下の1~4の運動プロセスの軌跡。 ①外部刺激入力 ②感覚の発生 ③発生した感覚についての価値判断 ④判断に応じた衝動の発生 ⑤前過程の流れの認識。 これは、仏教で言うところの色受想行識のことである。 煩悩というのは直接的には衝動を指…

判断基準の変更

前述したように、判断行為が次の衝動を構成する原因となる。 故に、煩わしい衝動からの解放を目指すならば判断を無効化しなくてはならない。 といっても、その方法は既にブッダによって示されており、いわゆるヴィパッサナー瞑想を行えばよい。 観察瞑想と呼…

判断回路について

色受想行識、という心における認識発生の説明が仏教にはある。 色・・・対象 受・・・対象からの刺激を感受する部分。感覚器官。 想・・・感覚で受け取った刺激をあれこれと判断する機能 行・・・判断結果に基づいて生じる種々の感情や衝動。 識・・・前行程…

まだ嫌なものがどこかにあるはずだ、という思考回路

欲、というのはプラスとマイナスという感じで 2方向にポジションを形成しがちである。 一つ目は、対象への接触を望む欲で、通常使われる意味での欲しがること。 二つ目は、対象に触れないことを望む欲で、拒絶とか怒りとかに代表される破壊欲。 で、私として…

無知について、再考

無知について再考した。 前回は、小難しくまとめ過ぎたなと思った。 改めて定義するなら、気付いていないこと、でいいのだと思う。 だからこそ、現象の観察が無知を破る方法ということになるわけであり、 実際そうであり、 気付くと心が変化する、という関係…

不十分だという判断、についての考察

不十分、という判断が認識に生じるとその状況を拒絶したくなる衝動が起こる。 不十分な状況はダメだ、というわけである。 が、不十分であるという認識を離れることが出来れば、 それで人生が良くなるとでもいうのか。 逆に、不十分ではないという認識が生じ…

美しいものに対する期待、について

美しいものを好む。 理由は今もよくわからない。 ただ、そこに対する期待が心を美しいものへと不用意に執着させる。 美しいものを求め続ける道なき彷徨へと心を急かす状態を形成している。 実際のところ美しいものを見たとき、 それを美しいと思う、という認…

無知の働き、についての考察

無知、という煩悩があるとされる。 であるが、欲や怒りに比べてその働きがわかりやすいとは思われず、 何となく曖昧であるな、というのが長年の個人的感想である。 ただ、ここのところその無知について、 正体を見定めようとその働き方を追っている。 で、今…

住み良い世界、への執着

ブッダが語った人間の心についての詳細な分析と 悩み苦しみといった精神活動の諸問題に対する解決アプローチ方法の発見は、 実に偉大な発明であると思わざるを得ない。 その効果を目の当たりにした時、 同時に沸き起こる思いというのは、 世界中でこの強烈に…