色受想行識 まとめ直し
再びの色受想行識について。
より簡単にまとめられたような。
心の働きとは以下のフローである。(上から順に)
色(入力される刺激、対象)
受(感覚機能。感覚の発生。)
想(発生した感覚に対しての Good or bad という判断)
行(衝動の発生)
識(以上の感覚、判断、衝動を意識・自覚すること)
想がネック。
ここが下した判断がGoodなら衝動は「欲しい」「どうやったら手に入る?」などの欲系の衝動が。
Badなら、「どう処理すれば?」「どうにか潰せないか?」などの破壊系の衝動が。
いずれにせよ心はその衝動に追い立てられる状況におかれる。
焦り、不安、心配、怒り、恐怖などの感情はすべてこの衝動作用そのものだ。
ブッダが発見した道は、この衝動作用を超える道。ここから離れる道である。
その方法はGood/Badという判断の枠組みから離れるというもの。斬新だ。
ではその判断の枠組みからいかにすれば離れられるのか?
それは、対象・刺激というもののが「永遠ではない」「不完全である」「変わらない部分、などというものはない」という性質を持っていることに気付くことで可能になる、とブッダは語ったわけである。(仏教用語的に無常・苦・無我の三法印と呼ばれるもの)
あなたが欲しがっているもの。それは永遠に変わらずそこにあり続けるのですか?
あなたが壊したがっているもの。それは決して消えないようなものなのですか?
そういう視点で物事を見つめることで、Good/Badという枠組みとは別の道に向かうことになる。いわば第三の道。(仏教用語で言うところの中道にあたるだろう。)
消えてなくなるとわかっているものをいつまでも強く欲し続けたり、ムキになってやっつけようとし続けるということは非常に困難。やればわかる。
以上、改めてまとめてみた。